同人活動 雑記

新刊『少女書簡』についての後書、もとい言い訳

投稿日:2017年2月26日 更新日:

2014-0505-105131533えー、当サークルの新刊『少女書簡』、お手にとっていただいた皆様有難うございました。
読んで憤慨されている方もいらっしゃるかもしれません。
「おい、最終的に男とくっ付いてるじゃねえかッ!?」
申し訳ありません、百合じゃないですよね(苦笑)

でも書いた作者的には「まぁ・・・ギリギリ百合、かな?」とか思っちゃってるんで、その点は反省すれど後悔はしませんッ!ゴメン!

製作開始初期の構想としては、前回のコミティアで書いたものが恋の成就する話だったので今回は逆に悲恋の話を描こうという形から手をつけていきました。

少女二人の破局までのストーリーというのも考えたのですが、そういう話は他で随分やり尽くされていますし、僕が描いても先達の作品には及べそうにないので、
思い切って「既に破局してしまった状態」からスタートして失恋した少女の後日談という路線をとりました。

百合少女の恋を成就させない原因を詳細に描いていくとページが足りなくなってしまうので、作中時間軸を少し前時代的にすることで「世間」や「社会性」という茫洋なものにして「・・・ね?察して!戦法でゴリ押しました。
時代考証とかはしてないので適当です☆

その中でふと、「書簡体小説」のような話にしてみようかなと思いつきまして、
作中引用させていただいた『椿姫』もクライマックスから書簡体小説になりますね。今回の話作りにもかなり影響を受けた一冊です。
他にも書簡体小説の傑作、アンドレ・ジッドの『狭き門』も実は作中でオマージュしている部分があります。正確には黙示録からの引用とも言えるのですが。
本国の文学史を紐解けば夢野久作『少女地獄』も素晴らしい書簡体小説ですよね。ちなみにこの『少女地獄』には百合少女が出てきますよ、ホホホホホ・・・

まだまだ他にも影響を受けた作品は沢山あるので書ききれませんが、とりあえずこの書簡体小説というコンセプトで描いてみようと思った最大の理由が一つあるのです。
何といっても「登場人物に実在感を与えやすい」という点です。
手紙を書くという行動は人間特有のものです。猿もチンパンジーを犬も、シーラカンスだって手紙を書くなんて行動はできません。他の動物と人間の間に明確な境界線を引いてくれます。
つまり、作中人物が「手紙を書く」という描写を入れるだけで「お、コイツは一応知性のある人間なんだな」と分かりやすく伝えられ、登場人物に命が宿りやすいという効果が期待できます。
もちろんその効果が上手く作用するかは描き手の腕次第だったりしますので・・・・・・今回の僕の漫画は・・・・どうなんでしょうね(白目)

とまあ、こんな感じで理屈を捏ねたりしつつ形にした本作ですが、最終的に男が出てくるという展開が・・・ね。
結構迷いました、新しい女性キャラを出して恋に敗れた主人公を慰めてあげる展開とかも考えたのですが・・・
きっと他でやってますよね?しかも僕が描くより上手に。
せっかく時代性を少し古くしたのだから「お見合い」で男とくっ付けちゃえ!と。

何はともあれ、失恋した主人公にしっかり着地点を与えてあげたかったのです。
鬱エンドとして曽根崎心中よろしく悲恋の果てが「死」というオチの付け方もあったかもしれませんが・・・あまりに安直かなと。
やはり人間生きていかなきゃ行けないと思うんです、たとえそれが「諦観」とか「妥協」といった脆い足場の上であっても。
つーか「恋」だけが人生じゃ無いんだよって、曜子ちゃんとは一緒になれなかったけど君の人生はまだまだ続いていくんだよって、言いたかったのです。
僕の技術が稚拙なせいで上手く描けていないとは思いますが!!

あと本文で誤字ってる箇所が多々あってスイマセンです。締切りギリギリの制作進行だったもので・・・
(奥付で自分のペンネームすら誤字ってます)

そんなわけで後書という名の言い訳は以上です。
長々と未練たらしく書いてしまいました・・・まぁ、この記事を読む人がいないってことは承知の上です。
訪問してくれるのは検索BOTぐらいですし・・・うん。

本作の反省点なんかについては後日に記事を作るかもしれません。
あ、そうそう、無謀にも今回の同人誌も出版社持ち込みに行こうと思ってますので・・・残念報告回をお楽しみに!
2014-0505-105144668

追伸:
今回39冊売れました!前回よりちょっと増えました!
強気に50冊刷っていたので残部は次回のCOMITIA109でも持っていく予定です。
次回は新刊50冊完売を目指して頑張ります!

最後に
スペースで俯く僕に話しかけてくれた皆様、ありがとうございました!
展示していたスケブの写真を撮らせてほしいと言ってくれた方、凄いうれしかったです!言ってくれればスケブごとあげたのにぃ~☆
「先に買った友人が面白い本だよってオススメしてくれたので買いにきました」と声かけてくれた方、面白いと言われて本当に気持ちが救われました。ご友人にも感謝を!
今回のコミティアも本当に楽しかった!

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