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出版社持ち込みレポート

投稿日:2017年2月24日 更新日:

IMAG0051初・出版社持ち込み行って参りました。
某有名百合雑誌を出版している○迅社さんです。

新宿御苑の真横にあるんですね。
いろいろテナントが入ってるビルの8階フロアに出版社がありました。
正直、結構狭い……って思ってしまいましたw
もっと大きな出版社かと思っていました。
あのワンフロアで百合姫だけじゃなくREXやゼロサムなどの一○社の全ての雑誌編集部があるのかと思うと……。
こ、コンパンクトですね!

約束の時刻より10分ほど早く到着してしまい、ブースに通されて暫く待ちました。
持ち込みの人や作家さんと面談するようのブースが3、4ほどありまして、隣のブースにはプロの作家さんらしき方が編集者さんと打ち合わせをしていました。
約束の時刻に編集さんがやってきました。女性の編集者さんでした。

帷「今日はどうぞよろしくお願いします」(原稿入り茶封筒を差し出しながら)
編「こちらこそ、よろしくお願いします。さっそく見せていただきますね」

物腰のすごく柔らかい温和そうな方で一安心。
しかし一度原稿に目を通し始めるとその目が鋭く!
2枚ずつページを開いた際にどう見えるかをチェックしながら読んでいる感じでした。
そんな感じで1回めはゆっくり読了。もう一度頭から読み始めました。
そんなこんなで2度読み終わるのに15分ほど、
僕は手持ち無沙汰にキョロキョロしたり、ブースの壁に張ってあった峰倉かずや先生のポスターに見とれたりしてました(笑)

編「全体的に上手くまとまっていて良いですね」

うおぉいおぉぉぉおっ!?
まさかの好感触!?
このあといくつか作品の良かった点を上げてくれました。

編「ストーリーも破綻なく起承転結がしっかりありますし、主人公の眼鏡の女の子が今まで恋心を打ち明けられなかった経緯なんかも上手に織り交ぜてあってストーリーの構成は良くできてると思います。台詞回しにも無理が無く自然な感じで良いですね。」
帷「ふえぇ~、ありがとうごずぅいますぅ……」(←限りなくキモい)

編「コマごとの構図が工夫されてて良いなと思います。真上から見たアングルとか……こういうのは何か参考にして勉強されたんですか?」
帷「えぇと、どうでしょう?得に意識して勉強したりはしてないんですが、アニメーション作品のコンテとか原画のレイアウトとかが好きで。」

と、この様な感じですごい褒めてくださりました。
これはもしかして名刺とか貰っちゃう系なんじゃね!?
初の持込からいきなりデビューなんじゃね!?
そんな感じでしばらくは浮かれ調子でニマニマしながらお話を聞いていました……

……が、!?

編「ただ、そうですね……絵が、ちょっと……」

ぬわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

編「デッサンとかいうことではなく、線が……これオールデジタル作画ですよね」
帷「は、はい!」
編「うん、デジタルっぽさが見え透いてるんですよね。小慣れてない感じ。線の太さが均一すぎるというか……線が固いという印象。」

これは僕も制作中思っていたことで、デジタル向いてないのかなぁと考えていたところなので、まるで心中を見透かされたかのようにヒヤッとしました。
デジタルの作画だとほぼ際限なく拡大縮小できたりアンドゥが容易なので細かな粗が気になってしまうんですよね……。

編「それとコマ割りが……いや、コマ割りじゃないのかな……?」
もう一度パラパラと原稿をめくる編集さん。
編「あ、コマ割りはいいです。ただ、どのコマにも人物を配置しすぎていてどうも窮屈に見えますね。もう少し抜きのコマとかを使って紙面全体のバランスを見てみたほうがいいと思います。」

編「あとデザイントーンですね。百合作品ということで帷子さん的には少女マンガっぽさを出そうと努力されたのかもしれないんですが、それが絵柄にマッチしてないというか、上手に使えてない感じです。前述の問題点と合わせて紙面をゴチャゴチャ煩く見せてしまっているような……帷子さんは百○姫の読者層としてどういった方を想像されてますか?」
帷「女性が多いのかなって思ってます。なのでご指摘のとおり少女マンガっぽさは意識してたんですが……」
編「あーなるほど。実は○合姫は男性読者が6、7割なんですよ~」

ドゥエッ!?ナ、ナンダッテー!!!
僕にとっては驚愕の事実でした。
たしかに「ゆるゆり」とかは男性支持が高そうですが、その他の連載・読切作品は凄く女性向きの、女性目線の作品に感じていたので……まさか男性読者の方が多いとは露知らず。

帷「デジタル感っていう部分は個人的にも気になっていたので次回作は線画まではアナログで描こうと思っています」
編「そうですね、他の持ってきていただいた絵を見るかぎりアナログの方が合っているように私も思います。あとはデザイントーンを使いすぎないよう注意してください」

その後いくつか僕の方からも質問をさせていただきました。
どの質問にも丁寧に回答してくださって僕も必死にメモを取っていました。
原稿の他に持ってきた絵などに対しても感想を言ってくださってすごく嬉しかったです。

編「他にご質問などは無いですか?」
帷「そ、そうですね。もう大丈夫です。」
編「そうですか、それでは今日はどうもありがとうございました。また次の原稿も是非持ってきてください」

そういって原稿を僕に返す編集さん。
・・・・・・・・・・・あれ?
持って帰るの?

原稿を入れていた封筒に貼っ付けてあるエントリーシートには一応「返却不要」に丸を付けていたのですが……。
ということは編集部には僕が持ち込んだ記録などな残ること無く、目の前の編集さんの記憶の中にしか存在しないということで……。
そもそも連絡先などを書いてある封筒ごと返されるということは、今後編集部的には僕の方に連絡するつもりなどもなく……。
名刺も貰えず……。

\(^o^)/

ダメでした。撃沈です。
そのあと何とかかんとか自意識を保ってお礼を述べ編集部を後にしました。
頭の中が真っ白でした。
やっぱり僕は心のどこかでは「名刺ぐらいは貰えるかも」なんて甘い期待をしていたようで、なんの結果も掴めなかった事実にただただ唖然としてしまいました。
そのあとは新宿駅に戻ろうとしてたのに迷って地下道を彷徨いギュウギュウ詰めの電車になんとか辿りつき這う這うの体で帰宅しました。
満身創痍です……。

そんなこんなで初の持込レポは以上です。
褒められた部分も沢山あったんですが、それよりも指摘された欠点や「何も掴めなかった」という結果ばかりが頭の中でリフレインしていて……
今までの生涯でもこれ程の敗北感を味わったことはないです……。

ただ、諦めるつもりはまだありません。
もう少し頑張ってみたいと思います。
とりあえず目下は次回のCOMITIA原稿をしっかり仕上げなければなりません。
イベント後にはもう一度出版社にアタックしてみます。

雑文を読んでいただきありがとうございました。
tikusyo

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