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第2回 出版社持ち込みレポート

投稿日:2017年2月27日 更新日:

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というわけで懲りずに行ってきました、持ち込み!
今回は2社に持ち込みに行っています。

一迅社 『コミック百合姫』

新書館 『ひらり』

どちらも百合漫画を募集している編集部さんです。

今回はまず時系列順に新書館『ひらり』編集部への持ち込みレポートをお届けします。



新書館は東京メトロ東大前駅に位置しています。そうです、あの東京大学、東大の目と鼻の先にあります!

小さい自社ビルです。ビルの入り口側に内線電話が置いてあり、そこから「ひらり編集部」に内線をかけ、持ち込みに来た旨をお伝えします。
しばし編集さんがやってくるまでビルの入り口脇で待つ。一階フロアには新書館から出ている本が所狭しと並んでいて僕の好きそうな美術系学術書なんかも出しているようで「あ、この出版社好きかも」とシンパシーを感じてしまいました。
5分ほどお持ちすること、目の前のエレベーターから編集さんが降りてきました。
女性の編集さんでした。

編「お待たせしました」
帷「いえいえ、今日はよろしくお願いいたします」
編「それではどうぞ、コチラに──」

編集さんが持ち込み用のブースに案内してくれま……
あ、ココ?

そうです入り口のド目の前にある机一つに椅子4脚の大して仕切りとかで区切られてもいない接客机です!
まさかこんな解放感たっぷりな空間で見ていただくとは思っていなかったので……
あぁ、案の定1メートル後方にある入り口を出入りする人たちの視線が気になるぅ~(誰も気にしてないのはわかってるんですが)

編「さっそく見せていただけますか?」
帷「は、はい!今日は一応3本読み切りを持ってきていまして・・・・」

今回の持ち込みはコミティアで出した百合同人誌『少女書簡』『青イ星霜』、ついでにコミティアが終わった後1週間ほどで急いで描いた8ページの読み切りを持っていきました。
主に『少女書簡』を中心に講評していただきつつ絵の成長具合なんかを他2冊と比較して見ていただきたいなと思っていたのですが
お忙しい中かと思われるにも関わらず3本ともしっかり読んで講評してくださいました!
(全部合わせたら総ページ数70以上あったと思います・・・・)

編「読ませていただきました。まずこの『少女書簡』ですが、正直百合とは言いずらいかなぁと・・・」
帷「デスヨネ-!!」

拙作『少女書簡』を未読の方は前回記事を読んでいただければおおよそどんな内容かは分かるかと思いますが、一言で言うなら「女主人公が付き合っていた女の子と別れて男の人と結婚する話」です。
まあ、そりゃ「百合ジャネェ!」言われますよねw

編「ウチの雑誌で描くのを目指されるのであれば、前半で省略気味に描かれていた女の子同士の恋を描いていただかないとって感じですね、やはり」

まったくもってごもっともです!!w

編「ただまぁ、百合ということを横に置いて考えても、う~ん・・・描きたいことのテーマがよく分かり難いです。この漫画のテーマって何ですか?」
帷「(前回記事で書いたようなことを話す)」
編「なるほど、だとすれば少し描かれてるものと辻褄が合わない箇所があるように思いますね、例えばこのラストの手を差し伸べるシーンですが・・・・」

とまぁ、こんな感じで百合かどうかはさて置いて純粋に漫画としての出来について深く批評してくれました。
具体的な批評内容については拙作『少女書簡』をお読みでない人には説明が難しいので割愛いたします。

編「前回の作品と比べてみても帷さんはデジタル作画よりアナログの方が味があっていいですね」
帷「あー、やっぱりそうでしょうか・・・他の出版社でもデジタル作画が合ってないと指摘されたんですよぉ・・・」
編「そうですね、線が少し単調過ぎますね。デジタルで描かれてる作家さんでも線を描き重ねたりしてベタッとしないよう苦心されていますが、帷さんの漫画の線はコレ・・・ただ引いただけですよね」
帷「・・・・・・・(白目)」

そうです、その通りです。
マジックペンツールで引いてるだけですw
やっぱデジタルは僕の性には合ってないなと再認識しました。

編「『青イ星霜』とこの8ページの短篇に関しては、ストーリーがオーソドックス過ぎますね。この手のストーリーはもうやり尽くされてますし、既視感が強いですね」
帷「そうですよね、どっかで見たことあるような陳腐なストーリーですよね・・・」
編「まぁストーリーの型は他の作品と被っていてもいいんですけど、何か一つ読者の目を引くような設定とかを入れられるといいと思います」

新書館の「ひらり」はピュア百合アンソロジーをコンセプトに掲げている雑誌なので、掲載作もストーリー自体は結構ありふれた世に五万とあるようなものが多いんですが
そのなかで「・・・ん?」っと思わせるようなワンポイントのアクセントがあると良いということでした。

帷「じゃ、じゃあ例えば「100年のコールドスリープから目覚めた女の子と未来人の女の子の百合」とかどうっすか!?」
編「いや、それは突飛すぎるな・・・・・・もうちょっと普遍的なさ・・・・・・」

む、難しいことをおっしゃる!!

あ、そうそう、「ひらり」は読者層が女性の方が多いそうです!百合姫とは逆ですね・・・これは少し困りものです。
僕はこれからどちらにターゲットを絞って描けばいいのか悩みますね・・・

とまぁ結局丸々1時間ほどご指導いただいたところで終了。

編「今日は有難うございました。また是非持ってきてください」
帷「長々とお付き合いくださって有難うございました。こちらこそまた宜しくお願いします<(_ _)>」

いやぁ、良い出版社でした、新書館
編集さんも丁寧に細かく指導してくださりました。
お陰で今後どういった漫画を描いていけばいいのかという一つの指針を得ることができました。
王道百合ってだけじゃダメなんですね、その中で一つでもいいからキラリと光る特徴付けをしないといけない。
それには──今まで以上に本や映画、いろんな物語に触れてアイディアをインプットして行くのが大事なのかなと思います。

とくに名刺とかは貰えませんでした。
原稿も突ッ返されました。

・・・・・・・・・・・・・・。


後編「百合姫持ち込み編」へつづく!!

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